単独の本ではなく、しかも収録したのが前回の短編集に入れた「さるの湯」なので、わざわざ告知の必要もないと考えていたのだけれど、岩手県作家による大震災をテーマとした短編集がようやくこの11日に刊行されたので、やはりお知らせしておきます。発売元は岩手日報社で主に県内の書店でしか取り扱わないようですが、アマゾンで「あの日から」というタイトルで検索すれば注文できるみたいです。「12の贈り物」の言わば続編に当たるけれど今度の物は大半が書き下ろしなのでテーマ性は十分。なかなか優れた短編集に仕上がっていると思います。しかし、本当に岩手出身の作家は多いねー。