「火怨」お祝いの会出席レポ
4/21(木)

16:00

早退の許可をいただき、タクシーで駅へ。
16:27秋田発の「こまち」で一路盛岡へ...の予定が
「先発の『こまち』が遅れて到着」のため、若干遅れるとのこと。
会場でガッつかなくっても大丈夫なようにと、軽いお菓子やお茶を購入。
ちゃんとことわっての早退なのに何故かとってもズルをした気分になる。
単にウキウキしてるからだろーか。

2分遅れで発車。
盛岡着は18:01.
何とも近くなったものです。
自由席ではありながら平日の夕刻という時間帯のせいか、席はわりと空いているほう。
禁煙席にすればよかったとこの時点で思いつく(遅い)。
大曲駅できれーな女性が隣りに座る。
スサノオも「一応」♀ではあるが、やはりきれーなおなごは見ていて気分がよろしい。
こーゆーのは♂♀関係なかろう、多分。
それにしてもきれーなねーちゃんは大概♂の隣りには座ろうとはしない。
何故だろう。

山間部はさすがに残雪多し。
あちこちにばっけが見える。
お里はもうが盛りなのだけど。

定刻どおり18:01盛岡着。
気のせいか降りる人がすんごく多い。
ぱーちぃは18:30からだから少し余裕があるってんで、「写るンデス」を買ってからホテルへ。

スサノオ:「あの〜、4Fのニューウイングはどちらから...?」
ホテルの人:「ニューウイング玄関を出られまして...(どうのこうの)」
.....世に言う「別館」というヤツでやんした。

横断歩道を待ってる時あたりから、周囲が何となく「それっぽい」雰囲気に。
「あ、あの人出席者だ。間違いない」といった方々がゾロゾロ。
別に顔に「出席」と貼っつけてるわけでもないのに...何故に分かってしまうんだろーか。
絶対にバレるはずもない我が身がとっても嬉しい。
噂の「ニューウィング」は歩いて数分。

ロビーに足を踏み入れた瞬間からいきなり別世界という状況は、そうそう経験できることではありません。
おかげでこのスサノオがド緊張したのなんのって。
こっちは会社帰りの(正確には早退だが)一介のOLだっちゅうに、そこいらの方々はもう...

ゴ〜ジャス!

「場違い:見本」と名札でもぶらさげようかと一瞬思う。
それでもボーイさんが親切に誘導してくれて、無事エレベーターへ。
やれやれ一安心と思ったのも束の間、何やら重厚な一団が...。

げげっ(◎-◎;)!!

スサノオの真っ正面に背中を向けて立ってらっしゃるのは間違いなく
中津 文彦さん。 「黄金流砂」だぞ「闇の法隆寺」だぞ。
そしてその横にいらっしゃるお茶の水博士(失礼)は確かに絶対ホンモノの三好 京三さんぢゃないか。

逃げる隙もなく(何故逃げる?)エレベーターのドアは閉まり、おもむろに4Fへ。
お歴歴は3Fで降りられる。 発起人の方々の控室があるらしひ。

会場にたどり着いてしまうと、さすがにというか何というか、妙に落ち着いてしまっているスサノオ。会費を払い、パンフなどをいただいていざ場内へ。
後からきいたら出席者は総勢600名だったそうな。
どおりですっごい人・人・人。
おエライさんらしき人、どう見ても「ギョーカイ」だと分かってしまう人、
着物姿の奥様連中...。
いかん。
完全に浮き浮き浮きまくっているぞ、 スサノオは。

らぶりーなスリップドレスのレディー達もいるぞ。
と思っていると、そのレディーの片方がスサノオを見て笑っている。
「来てらしたんですかぁ?(^○^) 」
め・め・目吉っつあんぢゃないかっ!!!!!
そして彼女に呼ばれて振り向いたもう一名は...
忘れもしない、爪子...もとい、瓜子姫@おこう様ではないですかい。

そうこうしているうちにミコちゃんの歌が始まる。
相変わらず細っこい。 しかも見事な声量。 しかもしかも高橋先生ご夫妻の目の前で。
「高橋先生ニヤついてなきゃいーけど」と余計以外の何物でもない心配をする。
プログラムを見ると、その後いろいろと式次第があって乾杯まではまだ間があるよう。
「いつになったらビール飲めるのぉ〜〜〜?」
その瞬間のためにパニオンねーちゃんの飲物を断り続けている瓜子姫のボヤき。

主賓挨拶は地元新聞社の社長と講談社の中澤さん、そして何と林 真理子さん。
いらしてたのか。
おととしとある会合で同じ「お座敷」にいたのだが、あまりの人だかりの多さに
近づくことすらできなかったっけ。
今日は接近できるだろうか(自爆)。
「2年前私も同じ賞をいただいたけど、人徳がないせいか誰もお祝いしてくれなかった」
と会場を沸かせている。

赤座 美代子さんからの記念品の贈呈もすみ、(瓜子姫)待望の乾杯。
そしてご歓談タイム。 と同時に3人は食料調達へと走る。
「こまち」でのガッつき防止大作戦は敢無く玉砕。 盛る、食べる。以降繰り返し。
目吉っつぁんが「南部そば」の立札(?)を見つける。
「わんこそばとは違うのか?」
素朴な疑問。
目吉っつぁんはデジカメを持参していてあちこち大奮闘して撮っている。

ふと気づくと、誰かがスサノオの服の裾を引っ張っている。
あん?と振り向くと、何と何と左門殿。
名簿に載ってたから来てるのかなーとは思っていたが。
江戸おふでご一緒したお友達とふたり連れ。と言うか...
「左門殿、そ・そ・そのおなかは...」
「はっはっはぁ〜」
笑うとこではないだろー、ここは。
よくもまぁ...そのおなか抱えてはるばるいらしたもんだわぁ〜。
予定は8月ですと。

ぱーちぃは順調に進行し、第2部へ突入。
林 隆三さんが「火怨」のアテルイ処刑の場面を朗読なさる。
さすがプロの俳優さん。 勝手に頭の中に映像が浮かぶ。
「炎立つ」の時は結構食えない役どころだったのに。林さんったらカッコよすぎぢゃないか。

その頃には会場の照明もかなり落ちていて、ステージ付近のみのライティング。

モダンダンスが始まる。
「先生に御挨拶してこようかー」と左門殿。
すっかり忘れてた。
セクシーレディースはとっくにすませてきた模様。
左門殿たちと3人でジリジリと前方に接近を試みる。
やはり大変な人だかり。
なんてったって主役ですもん。
「こりゃあ、そもそも近づけるかな」と思案していると左門殿、何やら
「写真、写真」と言っている。
すぐそばに林隆三さんがいらしたのだ。
さっそくお願いして左門殿やお友達とのツーショットを撮らせていただく。
思えばこれがミーハー物語の序章だった。

ゴキゲンで「さっ、先生のとこにー」と行こうとする左門殿にお友達が「ちょっとちょっと...」
胸元を見ている。
真ん中にブローチ...じゃない。 そ、そ、それは.....
パスタだっ(激爆)。
さっき左門殿が食べてたパスタがティアードロップ型に胸元にへばりついてたっ。
笑い転げる面々(左門殿含む)。そしてそのままの表情で果敢にも高橋先生を目指す。
別に先生はチョモランマじゃあないが。
努力の甲斐あってか、後2,3列分というところまではたどり着いた。
後は順番を待つだけ。ふっふっふっ、楽勝ねっと思った瞬間..
照明が点いた...
な、な、なんとスサノオ達はほとんど最前列。ぐげっ。
次の瞬間、先生がこちらに気づかれた。
わざわざ御挨拶をしてくださる。こっちも慌てて頭を下げる...
とほとんど同時にスサノオの耳の横から誰かがズンっと手を出した。



それが合図かのように、後方から着物のオバハン...じゃない(笑)、奥様連中が
大大殺到してきた。本気でこわかった。
「企て水泡に帰したり」とはこのことである。
あれだけ明るきゃ、そりゃ高橋先生の居場所も分かるってもんだ。

また次の機会をうかがうしかないな、こりゃあ。
林 真理子さんも早々とお帰りになられたらしく、姿が見えない。

見えないといえば、実時様にもお会いできなかった。
何でもチャイナ系のドレスだったらしひが。(見たかった)

で、「次の機会」は思ったより以上に早く来たのでげすよ。
折りしもデザート・タイム。ケーキやらアイスやら目白押し。
いかせていただくしかございません。
さすがなのは左門殿(何が)。
やはり2人分食べなきゃいけない方は違うということなのか、
よう分からんがとにかくいろんな種類のデザートを目ざとく見つけてくる。
天才だ。
行け行けボンバーガールズもデザートに突入した様子。
そうやってワイのワイのしながら、大ミーハー撮影大会も併行して開始。
ミコちゃんや赤座さんと一緒に写真を撮らせてもらう。
赤座さん、可愛かったぁ〜〜〜〜〜♪
「一緒に撮ろうよっ」と、ピョンピョン飛びながら手招きされた日にゃあ、
お断りするのも失礼というもんです。
ミコちゃんはかなぁり視力が低いらしくって、眼鏡越しにジィィィィィィーっと
覗き込まれてちょいっとハズでした。

その時高橋先生は何をしてらしたかというと、壇上でみなさんと撮影などしてらしたのだが。
ふと気づくとこちらへ歩いてこられる。
いくら何でもさっき御挨拶したのだし(一瞬だが)、江戸おふでもお会いしてるし(それっきりだが)顔くらいは憶えてもらえてるだろーと思っていたら。

「秋田からわざわざ来てくれたのぉ?」,,,

はい?
秋田? 先生今、「秋田」とおっしゃいましたぁ?

江戸おふで、しかも一度しかお目にかかってないというのに...と、さっきとはまるきり逆の考えが頭の中を駆け巡る。
しかしまぁ、こんな何の変哲もない秋田おなごをよくも憶えていてくださったものだ。
あー、びっくりした。

もっともその直後、まるで「触れ」と言わんばかりに高いおなかを先生に向けていた左門殿にも驚かされたのだったが。(ちゃんと撫でてもらってた)

当然のごとく、その場でも大記念撮影大会の巻。
ドレスアップした瓜子姫をご覧になって高橋先生、
「いやそれにしても...」
半分もしくはそれ以上絶句。
みんなが入ってのところを撮っていただく。
それも「ギョーカイ」の方々に。

瀬名秀明さんなどタッパがある人が並んだせいか、
どうしても真ん中に立たれている先生のお背が低く見えてしまう。
「僕が一番ちっちゃいねぇ」とおっしゃっているわりにはニコやかな高橋先生。
ミコちゃんにも入ってもらうが、撮影が終わってミコちゃんが立ち去った直後にその時の「写るんデス」がスサノオのではないと判明。

大爆笑。
この後スサノオはも一回ミコちゃんとの撮影に挑む。
お分かりかとは思うが、ミコちゃんもチョモランマではない。

瀬名秀明さんと少しだけお話しをさせていただく。
何といっても「パラサイト・イヴ」の時のエピソードは凄かったとの話題になる。
「一体何だったのでしょうねぇ〜」と、ご本人も当惑ぎみ。
「赤い糸で結ばれてるんじゃあ(笑)」と左門殿。
「え〜〜〜っ、これ?(自爆)」と、すかさず小指を立てるスサノオ。
新進気鋭の作家をとっつかまえてなぁにしてんだか。

この時点で既に中締めは終わっている。
お開きは20:30。
皆様それぞれにくつろがれている。

スサノオはどうしてもミコちゃんと一緒に写真を撮ってもらいたい。どこだ。
いた。
赤座さん達と一緒にデザートコーナー、それもかなぁり入り組んだ(?)位置にいる。
しかも楽しそうにフルーツを召し上がっている。
タイミングがつかめないスサノオ。呆れる周囲。
以下同文。

スサノオ: 「だってぇ、食べてるしぃ」
目吉っつぁん:「私もさっき撮ってもらったってば」
の繰り返し。
アホである。

それでも何とか声をかけて、やっとこさ一緒に撮ってもらう。
やっぱり眼鏡越しに覗かれた。
始まってしまえばあっという間。
お開きである。

会場の花をどうぞお持ち帰りくださいとの嬉しいアナウンスが入るが、
目吉っつぁんは夜行バスで東京へ帰るし、
瓜子姫は3泊4日(!)の予定で来てるからまだまだこちら。

左門殿とお友達も今夜は泊まって明日帰る予定だし、スサノオは「こまち」女。
結局誰もお花はいただかずに、記念の「火怨」をもらうのみとする

高橋先生は「編集の人たちといくから」と、わざわざ一言おっしゃってその場を去られる。
考えてみれば(別に考えるまでもないが)この方は確か今夜の主役なのだ。
こんなにもお気をつかう主役もいないぞ、なかなか。

最終の「こまち」は22:09盛岡発なので、それまでしばしみんなに付き合ってもらって1Fのティールームでおしゃべり。
営業は終わってしまっていたが。

どういう行きがかりか、「私が見かけた有名人」で盛り上がる。

「ホテルメトロポリタン」に宿泊のみんなと別れて、スサノオは駅へ。

盛岡駅前はもう静寂の途中。
開いているのは「LAWSON」くらいか。
別に用もないからいいやー、と考えている自分に驚く。
普段なら用がなくても立ち寄るのに。
やっぱ興奮してんのかなぁ。

以上、スサノオの盛岡レポでやんした。
とっぴんぱらりのぷう。