タイトル | 発売日は |
投稿日 | 2016/09/02(Fri) 13:20 |
投稿者 | 高橋 克彦 |
|
まだ分からないけれど、ゲラが仕上がり、まえがきまですでに書いて送ったので、恐らく年末か正月過ぎ辺りになると思います。 なんと三十年を経ての新装フルカラー版「浮世絵鑑賞事典」。 カドカワのソフィア文庫からの刊行となります。 これは講談社の文庫担当者に再三に亘り増刷を願っていたものだったのに、編集したのが学芸出版局で文芸とは局が異なるという理由で見送られ続けてきた作品。 それがカドカワから出して貰えることになり、それだけでも喜びだったのに、オールカラー版と聞かされて正に天にも昇る気持ちとなりました。 私にとっての本当のデビュー作品、と言うこともあるけれど、オールカラーとなれば浮世絵の美しさがさらに引き立って面白さが強く読者に伝わる。 それの方が遙かに嬉しい。 冥利に尽きるとはこのこと。 講談社の文庫は品切れになってすでに二十年以上経過しているので、読んだことのない人もたくさんいるでしょう。 楽しみにしている点では私が一番だろうけど、皆様もどうか楽しみにしてください。
それと年末までには「ジャーニー・ボーイ」も文庫になるはずです。 来春には私が撮影した愛猫たちの写真をメインに、猫の登場する短編やエッセイだけで纏めた「猫本」も出る予定。 赤旗に連載している「水壁」もこの十一月一杯で完結するので来春の刊行予定。なんか急に慌ただしくなってきました。 けれど私の体調不良は相変わらずで、家に閉じこもりきりの毎日を過ごしております。 |